【書評・要約】「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略」の感想レビュー

要約、感想、書評レビュー。ライフシフト、リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著。
考える人

人手不足とか、年金の問題とか、定年の延長とか、色々あるけど、高齢化でこれから世の中、どう変わっていくのかな?

面白い本を見つけたのでご紹介させて下さい。

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略」、リンダ・グラットン / アンドリュー・スコット著です。

少子高齢化の話は、話題にしたくないトップの方に来るのではないでしょうか。縁起でもないし、センシティブだし、話題にしづらいですよね。

しかし、高齢化(長寿化)は、果たして損なのでしょうか?

単純にやりたいことができる時間が増えるわけですから、本来は喜ばしいことのはず。

得だと思えないのは、おそらく年金制度の財源不足の問題とか、定年退職年齢の延長とか、リストラとか、そんな暗いニュースばかり聞かされるからだと思います。

この本は、長くなった人生を自分らしくやりたいことやって、より有意義なものにしよう!という内容です。

そのためにはこういう選択肢がありますよと様々な生き方を提案してくれています。

ライフシフトは、長くなった人生でやりたいことがしたい、充実させたい、存分に楽しみたいという方には非常に参考になる内容だと思います。

ということで、早速僕なりの要約と書評・感想をできるだけ分かりやすくレビューしていきます。

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目次

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略」の要約

人生100年時代

先進国を中心に人々の平均寿命はどんどんと伸び続けている。この傾向は当面変わらないと予想されている。

今後も平均寿命は伸び続け、100歳まで生きるのが当たり前の時代になっていくだろう。

従来のロールモデルでは回らなくなる

今までは就学、就労、老後という分かりやすいロールモデルで過不足なく生きていけた。しかし、これからは平均寿命が伸びることにより、就労期間が大幅に伸びる。

また、AIやロボットなどの急速な進化によって、人間に求められるスキルも大きく変わってくる。

これまでのスキルだけで生き抜くのが困難になり、新しいスキルの習得が必要となる。

新たな生き方、形態の模索

探検者、独立生産者、ポートフォリオワーカーなどの新たな形態を実践する人も増えてくるだろう。長くなった人生では、従来とは違った様々な対策が必要となる。

しかし、自ら考え、率先して行動していけば、長くなった人生の恩恵にあずかることができるだろう。

この本を読む際の注目ポイント:
労働期間が伸びるのは避けられないだろう。増えた時間をどう生きるか、どう働くかが焦点。なりたい自分の姿をイメージしながら読みたいところ。

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略」の書評・感想レビュー

世の中が大きく変わる過渡期か?

ペッパーくんと握手し、交流を楽しむ少女。

最近は、70を超えても元気に働いてる方が普通におられます。昔では考えられなかったことですが。インデペンデント・プロデューサーとか、ポートフォリオ・ワーカーの方は僕の周りには結構おられます。

多分、それが当たり前の世の中になっていくと思います。終身雇用、年功序列も実質なくなりつつあって、ベーシックインカム導入とかの話題になってます。働き方も週休3日とかの話も出てきて、どんどん柔軟になってきています。   

また、少子化、人手不足の問題とか、移民受け入れの話とかも出てきています。世の中が大きく変わり始めていて、過渡期にあるんだろうと思ってます。

先のことは誰にも分かりませんが、世の中の変化をよく観察して、ある程度未来を予測しつつ、備えておくことが大事かなと思います。

テクノロジーの進歩が大分速くなった

ムーアの法則(2年で処理速度2倍)を考えれば当然かもしれませんが、テクノロジーの進歩のスピードが昔に比べてかなり速くなったと感じています。

学者の方たちによると、今後数十年で人間の仕事はロボットやAIにどんどん代替されて、人間の仕事は創造性、共感性、問題解決力とかが中心になっていくようです。

AIにできない人間特有の部分ということですね。恐ろしい時代ですが、AIの進化のスピードから考えても間違っているようにも思えません。

いずれにしても、これからはAIやロボットが全盛の時代になることを想定して、キャリアの選択やスキルの習得を考えていった方が良さそうです。

柔軟性が大事になってくるか

山間の湖にカヌーで漕ぎ出す若い女性。

ダーウィンは進化論の中で言っています。

「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できるものである。

人には、どうも現状維持を好む性質(現状維持バイアス)があるようで、慣れたことばかりをやりたがる。ライフシフトで登場した変身資産は、今までとは違う新しい概念だと思います。

変身には自分についての知識、多様性に富んだネットワーク、新しい経験に開かれた姿勢などが必要だそうです。

世の中が変われば、自分自身も変わっていくしかないわけで、変わらないと時代に取り残されてしまいます。人には常識や、固定観念があるので、変わるのは簡単なことではないでしょう。

急に変わるのは無理かもしれませんが、日頃から意識して変わろうとすれば、徐々に変わっていけると思います。変化に柔軟に対処できる体質になっていきたいものです。

やりたいことができるチャンス

やりたいことがはっきりしていれば、単純に時間増えることは大きなチャンスだと思います。好奇心旺盛でやりたいことが山ほどある人には、長寿化は間違いなくチャンスですね!

やっぱり好きなことを仕事にしないと長続きしないし、飽きるし、楽しくないし、いいことないかなって思います。自分がやりたいことなら、苦にならないし、どんどんのめり込んでいける。

長寿化は、「あなたが人生で本当にやりたいことは何?」って問いかけているように思います。やりたいことを見つけるのは、時間のかかることだし、制約も色々あるし、やってみないと分からないことも多い。

でも、やりたいことさえ見つけられれば、長寿化は可能性を与えてくれるし、成功をつかむチャンスを与えてくれます。やりたいことやって、長くなった人生を存分に楽しみましょう!

最後まで読んでくれてありがとうございました!

ライフシフトは、長寿化の時代にどう対処していくかを教えてくれる学びの多い良書です。興味のある方は読んでみて下さい。特に若い方にはおすすめです。

経済・金融系の人生論については、下記の本もおすすめです。

心理学系の人生論については、こちらの本がおすすめです。

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要約、感想、書評レビュー。ライフシフト、リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著。

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