【書評・要約】『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代 富を約束する「6つの感性」の磨き方』の感想レビュー

要約、感想、書評レビュー。ハイコンセプト、ダニエル・ピンク著。
考える人

最近、創造力が大事ってよく聞くけど、これからの時代、どういう能力を身に着けていくのがいいのかな?

こうした疑問に答えてくれる、面白い本を見つけたのでご紹介させて下さい。

『ハイコンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代 富を約束する「6つの感性」の磨き方』 、ダニエル・ピンク著です。

近年、日本も、中国やインドをはじめとする新興国に生産拠点が移り、製造業を中心にかつての勢いを失っているように思います。

これからの時代、私たちはどんな能力を身につけていけばいいのでしょうか?

最近は、日本でもこれからは創造力とか、共感性とか聞かれるようになってきました。

ハイコンセプトは、これからの時代、どういう能力を身につけていけばよいか、科学的分析に基づいて解説してくれていて、非常に参考になると思います。

今後、どういう能力を身につけ、どう生きていけばよいか学びたいという方にはおすすめします。

ということで、早速僕なりの要約と書評・感想をできるだけ分かりやすくレビューしていきます。

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目次

『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』の要約

サン・ピエトロ大聖堂のピエタ。ミケランジェロの彫刻。

左脳型の時代

ナレッジワーカーの時代(工業化の時代)においては左脳型のスキルが重宝され、それに熟練したものが大きな成功を収めてきた。

しかし、コンピュータやインターネットが急速に進化し、グローバリズムの進んだ現代においては、情報や知識の価値も以前に比べ薄れてきている。

左脳型から右脳型へ

左脳型のスキルから、創造性や共感性に代表されるような右脳型のスキルが必要とされる時代に変わってきている。

(左脳は直線的、論理的、分析的に機能し、右脳は直感的、包括的、全体的に機能する。)

これからは、何かを創造できる人や、他人と共感できる人、パターン認識に優れた人、物事に意義を見出せる人が重宝される時代になっていくだろう。

これからの時代に必要なセンス

これからの時代に必要なのは、デザイン力、物語力、調和力、共感力、遊び心、生きがいの6つのセンスだ。これらの時代はこれらのセンスを磨き上げたものが成功を収める時代になっていくだろう。

この本を読む際の注目ポイント:
これからの時代に必要なセンス、磨けているだろうか?身に着けることを意識して読んでみよう。

『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』の書評・感想レビュー

オーケストラをまとめ上げる指揮者。

右脳の力を引き出す

最近は見直されてきていますが、昔は右脳的なことの評価が本当に低かった。もちろん、右脳のことがよく分かっていなかったということもあるでしょうが・・・。

自分が右脳をどのくらい使えているのか、とても気になります。今後、解明されてくるかもしれません。

右脳の能力は、全体を捉える力、直感力、創造力、共感力などなど、まさにこれからの時代に重宝されるものばかり。

絵を描いたり、音楽をやったり、ゲームをしたりしていると、ちゃんと勉強しろと怒られたものです。

しかし、実は、絵を描いたり、音楽をやったり、ゲームをすることが右脳を鍛えるには良いようです。せっかくの右脳の力、活かしていきたいですね。

絵を描く、ゲームをやる、モーツアルト(右脳にいいらしい)を聞くとか簡単なことから始めて、眠っている右脳の力を何とか引き出したいものです。

右脳の力ちゃんと引き出せたら、今より色んな発想ができるようになって楽しいだろうなって思います。

いずれにしても脳全体をバランスよく使いたいですね!

道具の進化は非常に速い

人間の進化は非常にゆっくりしたものだが、人間は道具を劇的に進化させてきた。人間の思考力や創造力は、無限なんだなとつくづく思う。

道具の進化のスピードは加速している。特にコンピュータ、AIの進化は凄まじい。こういう観点で見てもやはり従来型の左脳的な仕事は、いずれAIやロボットに代替されるのはほぼ間違いないように思う。

僕たちは、これから創造性や共感性など人間特有の能力を発揮して仕事をしていく必要ある。ものすごい数の雇用が失われるという予測もあるが、しばらくは人間とAIは共生すると思う。

未来をはっきりと予測することはできないが、AIやロボット全盛の時代はおそらく訪れるだろう。その時に慌てないように準備しておく必要がある。

精神性が見直されてきている

シャボン玉で遊ぶ女の子。

マインドフルネス瞑想とか、ヨガとかが最近注目を集めている。やってみるのもいいかもしれない。

科学技術のこれだけ発達した時代に精神性が見直されてくる。何とも不思議な感じがします。

人間の心というのは神秘的で本当に奥が深いなって思います。かのダライ・ラマ14世も科学と仏教はとてもよく似ていると仰ってます。

人はどんどん豊かになっても、さほど幸福感は増えないということかもしれません。時間見つけて、瞑想とか、ヨガとか、精神修養にも取り組んでみたいですね。

何かが見えてくるのか、いずれにしても心と体の健康には良さそうです。心穏やかに生きるのは本当に難しい、永遠のテーマですね。

変化を受け入れ、自分を変える

昔に比べて変化のスピードが速く、先が読みづらい時代になったなと思います。

しかし、将来が保障されてたら、安心はできるかもしれませんが、逆につまらないんじゃないかとも思います。

変化のスピ―ドの速くなれば、それだけ多くのことが経験ができるともいえる。

最悪の状況さえ想定できていれば、対処はできると思うし、そういうことは起こらないことが多い。変化や不透明なことも楽しめるくらいの柔軟性がこれからは大事なのかもしれません。

世の中の変化を素直に受け入れ、それに合わせて自分を変える。それがまず第1歩かなと思います。

右脳型になるのは、そう簡単なことではないと思う。しかし、変化に柔軟に対応して、自分を変えることができれば成功するチャンスは十分あるのではないでしょうか。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

ハイコンセプトは、これからの時代に身につけるべき能力を科学的根拠に基づき、教えてくれる良書です。

興味のある方は読んでみて下さい。創造力や共感性など、右脳的な能力を向上させたい方にはおすすめです。

創造力については、こちらの本がおすすめです。

共感性については、こちらの本がおすすめです。

ダニエル・ピンク氏の著書は、こちらもおすすめです。

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要約、感想、書評レビュー。ハイコンセプト、ダニエル・ピンク著。

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