【書評・要約】「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」の感想レビュー

要約、感想、書評レビュー。ホモデウス、ユヴァル・ノア・ハラリ著。
考える人

最近、AIやロボットの進化が本当にすごいけど、これから世の中どう変わっていくんだろうか?

そんな疑問に答えてくれる面白い本を見つけたのでご紹介させて下さい。

「ホモデウス テクノロジーとサピエンスの未来」、ユヴァル・ノア・ハラリ著です。

昨今、AIやロボットなどの進化は凄まじいものがあります。この本は、そのような現状に鑑みて、これから人類がどのような方向に向かっていくのかを壮大なスケールで予想しています。

これから人類は、テクノロジーを駆使して”不死と幸福と神性”の実現を目指すだろうと述べています。

つまり、ホモ・サピエンスからホモ・デウスになるだろうと。相当先の話ですが、読んでおいて損はないと思います。

AIやロボットの進化で、世の中がどう変わっていくのか知りたいという方にはおすすめします。

ということで、早速僕なりの要約と書評・感想をできるだけ分かりやすくレビューしていきます。

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目次

「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」の要約

天空を目指し、昇っていく天使。

飢饉と疫病と戦争

有史以来、人類は、ずっと飢饉と疫病と戦争に苦しめられてきたこれらが常に解決すべき問題であった。

しかし、21世紀に入って、私たちは飢饉と疫病と戦争にそれなりにうまく対処してきた。

これらの問題が完全に解決されたわけではないが、理解も制御もできないものではなくなり、対処できる問題に変わってきている。

人間は神を目指す

そうした中、人類は、さらに壮大な目標へ向かおうとしている。

かつてない繁栄と健康と平和を実現した人類は、過去の歴史などから考えると、次に不死と幸福と神性を目標とするだろう。

飢餓と疾病と戦争による死を減らすことができたので、今度は老化や死を解決しようとするだろう。不幸な状況から逃れられたので、今度は幸福になることを目指すだろう。

そして不死や幸福を手に入れれば、今度は人間を神へとアップグレード、ホモ・サピエンスからホモ・デウスになることを目指すだろう。

この本を読む際の注目ポイント:
未来のことは誰にも分からないが、今後人類が向かうであろう方向性を学ぶくらいの感覚で読んでみよう。

「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」の書評・感想レビュー

ぐったりと、地面にへたり込む犬。

ついに不老不死実現か?

不老不死、2200年くらいには実現するのではないかと言われている。私もやりたいことが一杯あって、正直もっと時間が欲しいというのが本音。

できることなら、誰もが長生きしたいですよね。エジプトのファラオや秦の始皇帝が目指した永遠の命がついに実現するかもしれない。まさにロマンですね~!がある!

ただ、何かパンドラの箱開けてしまった感もあるし、一方で単純に長生きできる人は羨ましいなとも思う。何とも複雑な気持ちになりますね・・・。

AIはやはり危険?

人間が、AIロボットに支配されるとか、アップグレードされた超人に支配されるとか、何とも恐ろしい話です。

実現したとしても、おそらく僕らは生きてないでしょうけど・・・。

ただ、過去の歴史を見る限り、人間は行くところまで行ってしまう性質がある。テクノロジーを留まることなく進化させ続けてきた。

何かのインタビューで、ビル・ゲイツさんもAIは危険だと言ってました。世界でも屈指の大物の言うことだから、危ないのは確かなのだろうと思う。

ホモデウスを読んで真っ先に頭に浮かんだのは、ターミネーターマトリックス。もしかしたら、この辺りの映画からインスピレーションを得たのかもしれません。

銀河鉄道999、ドラゴンボールの人造人間、エヴァンゲリオンの世界観もこれに近い。この手のストーリーは、昔から多い。

実際、世界の巨大企業はAI、ロボット、バイオ、ナノテクなどを駆使して不老不死に取り組み始めている。粛々と進んでいきそうな気配です。

AIロボットに支配されるとか、アップグレードされた超人に支配されるとか、そんな不毛な世界になるとはとても思えないが、そうならないことを願います!

AIやロボットに仕事が奪われる?

こちらを見つめるペッパーくん。

AIやロボット開発は前のめりに進んでいる。ここ数十年でかなりの仕事がAIやロボットに代替されると言われているのはどうも間違いなさそう。

今、試験中なものだけでも、自動運転車、自動配送、自動コンビニなどなど・・・。挙げればキリがない。

僕らは働かなくてもいい世の中になるのか、それとも、人間にしかできない仕事をすることになるのか?

僕らはそれに備えて、テクノロジーや社会の動向を注視しつつ、必要な能力を身に着けていく必要があるだろう。

欲望のコントロール大事か

人間の欲望って尽きることがないんだろうなとつくづく思う。

そういう意味で何千年も前に、欲をコントロールしないと、心の安寧は訪れないと説いたブッダは本当に達観だと思う。

欲は満たされてもすぐ泡のように消え、また新たな欲がわいてくる。まさに麻薬のような性質があるように思う。欲をかくとキリがないんだろうなと。

修行僧のようになる必要はないと思うが、僕たちは欲望を少しコントロールすることを覚えないといけないのかもしれない。

あまり欲望にとらわれず、意識的に心穏やかに過ごすのも大事なことかもしれません。 

今を懸命に生きる

未来のことは予測はできても、実際どうなるかは誰にも分からないだろう。

何だか少し怖い未来予想ではあったけど、逆に今生きていることが本当に素晴らしいことだと実感した。

2100年なのか2200年なのか分からないが、いずれは、不老不死の人や、超知能のAIロボットは誕生するだろう。

しかし、僕らが生きている間にはおそらく実現しないだろう。僕らが生きているのは、歴史で見ればほんの一瞬で、本当に小さな存在でしかない。

でも、僕らは今現在を生きている。
今、自分のやりたいこと、好きなことを懸命にやって、一度きりの人生後悔しないように生きる。シンプルにそれでいいのではないかと思う。

ホモデウスはAIやロボット、バイオなどの現状、将来展望を教えてくれる良書です。興味のある方は読んでみて下さい。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

AIやロボットの進化で、世の中がどう変わっていくのか知りたいという方にはおすすめします。

AIやロボットの動向については、下記の本もおすすめです。

幸福論については、こちらの本がおすすめです。

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要約、感想、書評レビュー。ホモデウス、ユヴァル・ノア・ハラリ著。

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