本をたくさん読みたいけど、時間がない・・・。何かいい方法ないかな?
日々何かと忙しく、こういった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
そういった悩みの解決してくれる本を見つけましたのでご紹介したいと思います。
『レバレッジ・リーディング 100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ』、本田直之著です。
昔から本を速く読む方法としては速読術がよく知られています。しかし、速読術は目の動かし方などを訓練して身に着ける必要があり、誰でも簡単にできる方法ではありません。
この本では、こうした訓練をしなくても、本を速く読める一つの方法として多読術という方法を紹介しています。
ごく簡単に言うと、いわゆる斜め読みや、読み飛ばしをして、重要な部分だけを読むことで、特別な訓練をしなくても本を速く読めるようにする方法です。
速読術が全部読む、完璧主義的なやり方とすれば、多読術は全部を読まない、完璧を目指さないやり方と言えると思います。
なかなか本を読む時間が取れない方や、たくさんの本を読みたいという方にはおすすめします。
ということで、僕なりの要約と書評・感想をできるだけ分かりやすくレビューしていきます。
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『レバレッジ・リーディング 100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ』の要約
読書は安価な自己投資
読書は安価で、効率のよい自己投資です。ビジネス書には、成功者の経験や、考え方、ノウハウなどが記されており、多くの学びがあります。
多読術を身につければ、一日一冊程度は読めるようになります。重要なことは、本から得た知識やノウハウを仕事の中で生かすことです。
速読術と多読術
速読術は目の動かし方を訓練して、本を速く読む方法です。それに対し、多読術は特別な訓練が不要な方法です。
無駄な部分は読まない、バッサリと切り捨てる方法です。必要な箇所以外読まないことで読書時間を大幅に短縮することが可能です。
読書後のまとめが重要
読書後は、本の重要な箇所を抜き出してレジュメにまとめよう。レジュメの内容を読み返して、ノウハウを習得したり、実践の中で使っていこう。
自分に合うように自分用に調整して使ってみよう。本のノウハウを身につけて、実際に仕事の中で活かしていこう。
この本を読む際の注目ポイント:
取り入れられそうな箇所は取り入れるつもりで、読んでみよう。
『レバレッジ・リーディング 100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ』の書評・感想レビュー
完璧を目指さない
レバレッジリーディングを読んでまず思ったのは、確かに完璧を目指す必要はないかなと思いました。
どんな本でも何らか学びがあって、まじめに全部読んでいると、いくら時間があっても足りない。細かい部分を気にしだすとキリがない。
例として挙げるなら、国語の教科書がまさにそうだと思います。国語の教科書、同じ文章を何度も覚えるくらいまで読み込む。
子供ながらにこれって意味あるのかなと、正直かなり疑問に感じていた。2回目まではいいが、さすがに3回目は結構飽き飽きしていた。
同じものばっかりでつまらないな、もっと色んなもの読みたいなと子供ながらに思ったものです。僕の場合、本は好きだったので勝手に読み漁ってましたが…。
実際、量質転化の法則というものがあります。簡単にいうと、量をこなすことで、質も上がっていくというものです。
完璧を目指すとキリがない。レバレッジリーディングでも、パレートの法則(80:20の法則)が紹介されていました。
完璧に読んでも、適当に読んでも、結果はさほど変わらないだろう。これは読書以外にも言えると思いますが、拘りは捨ててみよう。
時間と効果のトレードオフ
遊びや趣味ならともかく、仕事や勉強のための読書であれば、やはり時間と効果のトレードオフは考えるべきだろう。
一日は24時間しかない。その中で読書に使っていい時間は何時間だろうか?1ヶ月で何冊読まないといけないのか?
このあたりから考えていく必要があると思う。例えば、月に4冊であれば、週に1冊、1日2時間とか、そうするとどのくらいのペースで読めばいいかが決まる。
読書は、月10冊とか、20冊とか、そういった数を競うものではない。数を追うのはあまり意味がないだろう。自分は月何冊読みたいのかから考えてみよう。
まず、決めるべきは読む冊数と使ってよい時間だろう。無理なく続けるためにはまずこの辺りをはっきり決める必要あるだろう。
読書の時間が増えれば効果は高まり、読書の時間が減れば効果は薄まる。こういうトレードオフの関係で考えよう。
取り入れられるところだけ
速読術は訓練が必要で簡単な方法とはとても言えない。そういう意味では、多読術みたいな簡単な方法は比較的取り入れやすい。
すべて取り入れなくても、一部取り入れるだけで大分速くはなるのではないでしょうか。
もちろん、精読すべき重要な本というのは誰しもあると思いますので、そういう本はちゃんと読むべきだと思います。そういう本まで多読術で読んでしまっては本末転倒かなと思います。
多読術は、自分に使えそうなところだけ取り入れるのがいいと思います。
どうしても年400冊読みたいとかなら、話は別ですが、そこまでの方も少ないと思います。まずは読むべき本をちゃんと絞り込む方が先決でしょう。
本に直接書き込みとか、角折るとかは確かに時間短縮にはなるかもしれませんが、自分なりにアレンジした方がいいのかなと思います。
本は汚したらそれっきりです。もう人にあげたり、売ったりすることもできません。
付箋とか、メモ紙とかで代用するのがいいんじゃないでしょうか。何でもかんでも真似る必要はないと思います。いいところだけでいいでしょう。
あくまで自分に合う、取り入れられるところだけを取り入れるスタンスがいいと思います。
自分には合わないところまで無理に取り入れて、自分のペースを乱してしまっては全く意味がありませんので。
斜め読み、読み飛ばしはやってみよう
「斜め読み、読み飛ばし」でどのくらい速くなるかは試してみたいですね。
雑誌とか新聞は思いっきり読み飛ばしますが、これが単行本になるともったいないくて、読み飛ばしできない。
これは単に気持ちの問題が大きいでしょう。やろうと思えば誰でもできると思う。効率化のために試してみるのはいいと思う。
斜め読み、読み飛ばしは比較的やり易いのではないでしょうか?どのくらい読み飛ばすかは、人によって変わってくるでしょう。
自分に合った読み飛ばし量、その辺りが多読術を適用するうえでのポイントではないでしょうか。この辺りはやっていく中で見つけていくしかなさそうです。
例えば、読書時間を3割、5割削減だけでも非常に大きな成果だと思います。試す価値は十分あると思います。
読書量の目安
著者は年400冊だそうです。一冊1,500円としても、なんと年60万円です!率直に言って、年400冊も読む必要があるのでしょうか?
さすがに1日1冊以上、ちょっと多すぎな気がします。新聞より多い・・・。
たくさん読むのも大事ですが、あくまで自分に合った量でいいのではないでしょうか。多ければいいってものでもないと思います。
僕の場合は、目次とか、要約をみれば大体の中身は想像がつくので、そこで振るいにかけて読まないと判断している本は結構多い。
年400冊とか、ここまでの数をこなす必要があるのかは少し疑問に思う。個人的には、1週間に1冊程度でも結構な読書家という印象だ。
自分にあった量でいいと思います。読書は読んだ数を競うものではありません。
あと、経験的に、私は一度読んだ本をパラパラと読み返すのはいいことだと思います。同じ本をもう一度みようなんて気になること自体が相当レアなことです。
その本はそれだけ価値のある良書と思っていいでしょう。少なくとも当人にとっては結構価値のある本です。
実践の中で生かす
読書後のフォローはやっている人は少ないですね。僕も読んだら読みっぱなしの本もあって、内容をほぼ覚えてないなんてことも結構ある。
せっかく読んだのに、そのまんまはちょっともったいないですね。読んだ本はまとめたり、感想を書いておくのがいいと思います。2度読み防止にもなりますし、記憶の定着にもいいと思います。
読んだ本の内容を実践の中でどう生かすか?
読書する意味でもあり、大きなポイントと言えると思います。世の中は複雑で、本に書いてある考え方や、やり方がそのまま通用するケースはほぼない。
しかし、自分なりにアレンジして使えるようにして、実践で生かしていくことが大事だろう。
ただ何となく読むのではなく、実践の中でどう生かすか、そういう視点で本を読むようにしよう。
楽しむ読書も大事
多読術ですが、僕の場合は、斜め読み、読み飛ばし辺りは、取り入れられそうです。ですので、ビジネス書で徐々に試していこうと思います。
皆様も多読術、取り入れられそうな所は取り入れてみてはいかがでしょうか?
多読術は、あくまでビジネス書を速く読むための超効率化した手法です。ですので、小説などを楽しむ読書はこれとはまた別に考えた方がよいでしょう。
喫茶店でコーヒーでも飲みながら、ゆっくり小説を楽しむような時間も大切にしましょう。本好きにとっては至福のひと時でしょう。
読書は様々な感性を磨くのに役立つと思います。創造力や共感性など。こういったことも人生にとって大事なことですので、読書を楽しむということも忘れないようにしたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
レバレッジリーディング、なかなか本を読む時間が取れない、たくさん本を読みたいという方にはおすすめします。興味のある方は読んでみて下さい。
時間短縮や仕事の効率化のノウハウは、下記の本もおすすめです。
お金と時間の効率的な使い方については、こちらの本がおすすめです。
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