【書評・要約】『ORIGINALS(オリジナルズ) 誰もが「人と違うこと」ができる時代 』の感想レビュー

要約、感想、書評レビュー。オリジナルズ、アダム・グラント著。
考える人

最近、創造力が大事ってよく聞くけど、創造力って、どうやったら発揮できるのかな?

こういった疑問に答えてくれる、面白い本を見つけたのでご紹介させて下さい。

『ORIGINALS(オリジナルズ) 誰もが「人と違うこと」ができる時代』アダム・グラント著です。

ベストセラーの『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』でご存知な方も多いのではないでしょうか。

昔から「出る杭は打たれる」と言いますが、人と違うことをすると、からかわれたり、仲間外れにされたりしがち。子供の頃、誰しも経験があるのではないでしょうか。

特に日本ではその傾向は強いですが、アメリカでも同様な傾向がみられるようです。一方で、その“出る杭”な方達が世の中に革新をもたらしてきたのも紛れもない事実でしょう。

最近ではインターネットの発達もあって、かなり多様性のある世の中になってきたように思います。

この本は「うまくオリジナリティを発揮して成功したり、世の中をよくしたりするには、何が必要で、どう行動すればよいか?」ということを事例を交えて、詳しく解説しています。

クリエイティブなことをやりたい方には大いに学びがあると思います。ということで、早速僕なりの要約と書評・感想をできるだけ分かりやすくレビューしていきます。

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目次

『ORIGINALS(オリジナルズ) 誰もが「人と違うこと」ができる時代』の要約

アイフォンと、スティーブ・ジョブズのステイ ハングリー、ステイ フーリッシュのフレーズ。

オリジナリティは誰もが持っている

オリジナリティは、特別な人だけが持つ才能ではなく、誰しもに備わっている。ただ、オリジナルな人になるためには、それ相応のリスクを背負うことになる。

そして、多くの人は変化を嫌うため、周囲の協力は得にくい。しかし、世の中に変革をもたらしてきたのはオリジナルな人達なのである。

オリジナリティを発揮するには、どうすればよい?

オリジナルな人々は単なるリスクテイカーではない

その成功のカギは、リスクバランスの取り方、アイデアの生み出し方や選び方、組織内での立ち振る舞い方、メンタルコントロールなど様々な要因にあることが研究から分かってきている。

オリジナリティを発揮しよう!

オリジナルな人になるには、様々な困難を乗り越えなくてならず、苦しい戦いを強いられる。

それでも、世界を変えるチャンスを手にすることができる。オリジナリティの追求は、トライする価値のある最高に幸せなことなのである。

この本を読む際の注目ポイント:
オリジナリティを発揮できている人とそうでない人で、ものの考え方や、行動プロセス、メンタルなどに何か決定的な違いがあるのだろうか?この点に注意して読みたいところ。

『ORIGINALS(オリジナルズ) 誰もが「人と違うこと」ができる時代』の書評感想レビュー

野原で3脚を立て、カメラをお互いに向け合う少年と少女。

先行者は報われないことが多い

この本では特にビジネスの世界では、先行者は、ほとんど得することはないというデータが示されています。これは実際そうだと思います。

僕の経験でも、先行者として頑張って開発したシステムも一瞬で回りに追いつかれてしまいました。周りも必死で追いかけてきます。

実際、うまくいっている企業を見渡してもフォロワーが多いように思います。なので、よいフォロワーとしてやっていくのが戦略としては正解なのかなと個人的には思っています。

確かに初めてやりましたというと恰好はいいですけど、それ以上に事業の継続性の方が大事だと思います。

生産性と創造性のバランス

創造性を高めるには先延ばしが効果的である。創造性を高めるのには時間がかかる。考えないといけないのは、生産性と創造性のバランスであろう。

とかく生産性を高めることばかりに注力しがちだが、仕事の質を高めるために本来は創造性を働かせるべきだろう。生産性ばかり追うのではなく、創造力を働かせて質の高い仕事をしていきたいものですね。

多数派が正しいとは限らない

ボールをセットし、対峙するアメフト選手たち。

人には、どうしても周りの目を気にして多数派意見に迎合してしまう性質がありますが、必ずしも多数派意見が正しいとは限らないですね。

ですので、多数派意見にただ迎合するのではなく、少数意見でも正しいければ採用するのが合理的だと思います。

多数派だから正しいと安易にならず、自分の頭で何が正しいのかよく考えて判断を下すようにしたいですね。

一見無駄な経験も生きる

直接は関係ないような経験が創造性の源泉になるっていうのが面白いですよね。一見無駄と思われるような経験もその人の感性磨いているということだと思います。

人生の奥深さを感じます。何か人生に無駄な経験などないと思うと、色々なことを経験するのが楽しくなりますね。ジョブズもそう言ってますね。

誰もがジョブズのようになれるかどうかは分かりませんが、”プチ”ジョブズくらいにならなれるかもしれませんね!

リスクバランスをうまく取りながらトライ

できる限りリスクを小さくする、リスクバランスを取る。ここだけはちゃんとやって、自分のやりたいことにどんどんトライしていきたいものです。以前に比べれば、随分多様性のある世の中になってきたように思います。

著者も何度も主張していますが、やって失敗するよりも、やらなかったことを一番後悔する。後悔だけはしないように、自分のやりたいことに勇気をもって挑戦していきたいものです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

オリジナリティを発揮するためのノウハウがつまった良書です。興味のある方は読んでみて下さい。クリエイティブなことがやりたい方にはおすすめです。

創造力や共感性など能力開発系の本は、下記もおすすめです。

アダム・グラント氏の著書は、こちらもおすすめです。

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要約、感想、書評レビュー。オリジナルズ、アダム・グラント著。

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